午前10時頃 空腹の旅人はソウルの路地裏をデポチプを求めて歩き回った。
埃っぽい乾いた風が空腹感をいっそう加速させる。
タプコル公園付近は一日中ハラボジたちにぎわっている。このあたりは安食堂がたくさんある。大釜から立ち上がる湯気ほど旅人を誘惑するものはない。どの店に入ろうか迷っていると‘ユジン食堂’というお世辞にも綺麗とはいえない店に入ろうとしているハラボジ2人を発見。同じ店に入る。
店内はまずまずの賑わい。彼らの隣のテーブルに座った。昨夜のプロ野球の結果を大声で話しながら、冷麺をすすり始めた。ああ・・・ココは韓国だな。。改めて感じる瞬間である。
同じように平壌冷麺・テジスユそしてマッコリを注文。
ハラボジのつまらない冗談に反応してしまった小生に気づき、マッコリを注いでくれた。日本人だと告げるとハラボジは流暢な日本語で返してくれた。
そして乾杯。。ハラボジたちのオアシス。
冷麺まで辿り着くのか・・・